新特急なすの日和

205系500番台R3編成。この姿が疾走している場面を見ることはできない。(2009年7月18日撮影)

アクセスカウンター

室蘭市水族館のおもしろさよ

今月初めに、室蘭に住む友達に会いがてら、室蘭市水族館登別マリンパークニクスへ、お昼ご飯は室蘭・中央町にあるしゃにむにさんへ行ってまいりました。

まずは、岩見沢から室蘭まではJRで移動。東室蘭で下車し、友達と合流。車に乗せてもらい、室蘭市水族館へ向かいます。
この水族館は、北海道内で初めての水族館*1で、道内最古の水族館と言ってもいいでしょう。ただ、昭和28年に建設された各建物は老朽化が顕著で、室蘭市では建替えも視野に入れているようですが、財政的に非常に厳しく、現在この水族館含めて数ヶ所の動向を同市ホームページ上で意見募集しているようです。歴史ある水族館なので、建替えや移転含めて考えていただきたいものですが…
さて、入館料は大人400円。きっぷうりばの職員からきっぷを購入し、入館。まず、屋外展示のペンギンプールへ。

すると、写真の左上あたりでクチバシを上にあげている子がいきなり野太い鳴き声でお出迎え。ペンギンって、見た目あんなにかわいらしいので、鳴き声とのギャップに驚きですw

涼し気に泳ぐ子たち。



続いてトドが泳ぐプールへ。涼し気です。



トドプールは、このように一段下がっている箇所があり、水面下のトドたちの泳ぎを見ることができます。

この施設には、いくつか遊具を設置されており、小さいながらも観覧車が設置されています。これを見て私は…

こんな感じで妄想してしまったのですw
東急8500系も来年1月をもって全車引退が決まっているので、それまでにもう1度お目にかかりたいものですが、たぶん無理かなぁ…


続いて、展示館内へ。まずはヒラメの水槽から。ヒラメの生態として、砂地を好んで生息するようで、普段は砂の中に潜んでいるようです。

続いてヤドk…なにこの量!!w
いっぱいいすぎて思わず笑ってしまいました…でも、こういう展示が室蘭市水族館の特徴なのかも。人間は絶賛「三密を避けよ」と言われていますが、海の生き物にはそういうことがないようですw

続いt…こちらも所狭しと魚が縦横無尽に泳いでおりましたw
もう言うことありません。見てるだけで楽しすぎますw

こちらの水槽は、量は少なめ。優雅に泳いでいるイメージです。


しかし、この2枚の3匹については、どうやら人間慣れしているようで(かどうかは知りませんがw)カメラを向けると自然とこちらを向いてくれましたw
「見てんじゃねーよ」とか「なんだコノヤロー…」とか言われている気がして…最初のほうの右側にいる黄色っぽいのは
「なんだいあんちゃん…ツラ貸しな」
って言われている気がしましたw

ウツボちゃんもいました。

続いてはサメ。優雅に泳いでおりました。


ここから深海系の生き物になるので、照明等も深い青になっています。

カニさん*2が2匹揃ってこちらを向いてお出迎え。「なに撮ってんだよ!」と言ってそうですw


同じ水槽の中には、別の大きいカニ(たぶんズワイ)も複数同居。うち1匹は外界に出たがっているようで、滑り落ちるにも関わらず一生懸命壁をよじ登ろうとしていましたw

イソギンチャク。

(ドスの利いた声で)「なにみてんだよコノヤロー…」

「こっちみんな」

「みんじゃねーよ…」

この水槽では、ヒラメちゃんと一緒にサメ(たぶん)もいました。

そしてまたヒラメちゃんにもガン見される始末に…w


館外に出て、次は鯉が優雅に泳ぐプールへ。色とりどりの鯉が泳いでいました。鯉を見るとどうしても「鯉の争い奪い合い」というデスボイスで空耳が聞こえてまいりますw(←各自で調べてね

次に、あのステンレス輝く観覧車に乗車することに。遊具に乗るには、入館料とは別に支払う必要がありますが、1乗車大人200円なので全く費用面で気になりません。なんて良心的。

観覧車の頂上辺りから、白鳥大橋方向を撮影。この日は雲も少なく、晴れていたので眺望はよかったです。

私は初めての訪問、友達はかなり昔に来園していた模様。彼曰く「10分、20分くらいで全部見回っちゃいそうだよね」とのことでしたが、いやいや、おもしろすぎて結局1時間ほどいました。屋内展示の水槽は圧巻です。今年は10月10日まで。海の生き物がそこまで好きじゃなくても楽しめるので、1度いらしてみてはいかがでしょうか。
JR室蘭駅から相当離れているので、徒歩だと約1時間かかるようです。バス(道南バス)に乗れば最寄りバス停まで30分、そこから5分で到着です。車の場合、高速道路利用の場合は、室蘭ICから約15分。白鳥大橋を経由し、道の駅「みたら室蘭」の向かい側にあります。
続いて、昼食を食べに「しゃにむに」さんへと向かいます。

アーケード街から、ほんの少しだけ離れた個人経営の飲食店。かの有名な「味の大王室蘭本店」*3のお隣。盛りが多く、鉄板で提供してくれるものが多いとのこと。早速店内に入り、ナポリタン(大盛)を注文。

ジューッといい音を奏でながら、目の前に置かれたナポリタン。ケチャップのいい香り。太麺。よだれが止まりません。

この、どこから見てもよだれを止まらなくする画。思い出しただけでよだれが止まらなくなりますw

味は文句なく美味しいです。ケチャップの濃い味が全身を駆け巡り、太麺のモチモチとした食感がたまらなく良い。

本当に「食ってるわ~」と感じられる一品です。他にも色々メニューがあるので、ぜひ室蘭を訪問された際は「味の大王」もいいけど、こちらにもお立ち寄りを。
JR室蘭駅から徒歩10分圏内。ロケーションばっちりです。
次に、車を飛ばしてもらって、登別マリンパークニクスへ移動します。


「ニクス」と言えば、この北欧のお城風の本館建物。ただ、閑散期ということもあってか、園内はほとんど人はいなく、エントランスゲートを通った広場はほぼ貸し切り状態。手回しオルガンの音楽が場内に寂しく流れていました。

この本館の中に入り、最初に撮影したのがエビ。水槽がどれも凝っていて(というか凝りすぎ)撮影するには意外と苦労しますw

館内をどんどん進んでいくと、特別展示コーナーがありました(追加料金不要)様々な金魚を集めた展示でした。

大水槽の中にはこのように、色々な海の生き物が泳いでいました。

そして、唯一カメラを向けるとカメラ目線になってくれたのがこの子。「なにしにきたんだよ…」とでも言ってそうな感じがしますがw

館内を一通り回って、屋外展示へ。ペンギンコーナーがありました。一段下がって水中を泳ぐ姿も見られます。

この風景を見て友達がボソリ。
「パチンコ屋に開店前から並んでるオヤジみたいだよね…」
確かにw

この日水族館を2つハシゴしましたが、室蘭市水族館の方がものすごく面白いと思いました。ニクスも、イルカショーやアシカショーなどを観ることができたのなら多少は面白いと感じたでしょうが、いかんせん動線があまり良くない気がします。壁面展示も、写真やそういうものではなく、小さい水槽でも入れてそこでも海の生き物を展示すれば良いと思いますが、構造上難しいのでしょうかね…それでいて大人2600円はあまりにも高すぎる。彼はさらに駐車場代500円も支払った。
登別駅から徒歩約5分と、絶好のロケーションですが(室蘭市水族館は徒歩約1時間)内容うんぬんを加味すると、やはり室蘭市水族館の方が面白い。展示の仕方も面白味に拍車をかけているのでしょうね。なお、ニクスと室蘭市水族館、両方にあの有名人さかなクン氏(東京海洋大学名誉博士で同校客員教授)がTV番組の取材で訪問しているそうです。でも、ニクスにだけ寄せ書きがあって、室蘭市水族館にないのは不可解。

帰りはわざわざ、友達曰く「苦じゃない」とのことで、岩見沢まで遠路はるばる送ってもらいました。本当に感謝、感謝です。

*1:当初は道立。現在は観光協会が管理運営。事業の主体は室蘭市

*2:初代マリオブラザーズではなく、スポンジボブのカーニさんでもない。

*3:苫小牧にも同名の店があるが、こちらはそののれん分け。苫小牧の店(総本店系と言うらしい)は、一度食堂として苫小牧で開店するも経営が立ち行かなくなり廃業し、親族がいた岩見沢で創業した、ということに岩見沢市民として驚きである。その岩見沢時代の店でラーメンを食べたのがきっかけで弟子入り・修行、のれん分けをもらったのが室蘭系統の店だという。