JR北2020年ダイヤ改正の概要
既にみなさんご存知でしょうが、少しこちらでもどのようなことが行われるのか見てみたいと思います。
快速エアポート増発
現在は4本/時(札幌駅、新千歳空港駅基準)ですが、これが5本/時となり合計で32本増発されます。新千歳空港駅発の出発時刻はきれいに12分間隔ですが、札幌駅発の出発時刻の間隔が11分~14分間隔で、時間ごとに多少のバラつきがあるので利用する時は注意しましょう。また、小樽駅の出発時刻も25分~35分間隔に変わるので注意です。なお、小樽駅発着の本数は毎時2本と変わりありません。
さらに、早朝に手稲発空港行きエアポート50号が、空港発札幌行きエアポート61号が新設され、空港または都心アクセスの利便性が向上します。空港行きエアポート50号への乗り換えに伴い、現行江別539発の札幌行き普通列車の出発が5分早まり(534発)、白石駅での乗り換えが可能となります(550着、快速555発)。
特別快速エアポート爆誕
途中停車駅が新札幌・南千歳だけの「特別快速」になったエアポートが誕生します。運行は上りが朝2本、下りが夜2本の4本です。なお、特別快速エアポートとしての専用の号数ではなく、快速エアポートと通しの号数となり、66号・80号(以上上り)・207号・219号(以上下り)がそれぞれ言わば「特別快速化」されます。
エアポート関連以外
現行千歳603発札幌行き普通列車(1723M)の始発駅を苫小牧駅に変更(540発)、延長増発が行われます。なお、千歳・新札幌・白石の各駅出発時刻は変わらず、札幌駅到着が1分現行より早まる以外にダイヤの変更はない模様ですが、この他途中駅において多少の時刻変更があるかもしれないので、利用する時は注意しましょう。
また、エアポート増発により、千歳線の普通列車の時刻変更、追い抜き駅の変更等が生じる可能性があるので、こちらも注意しましょう。
いしかりライナー廃止
数年前から本数が減り、普通列車化著しい区間快速「いしかりライナー」でしたが、遂に全列車の普通列車化が決定し、約32年の運行に幕を下ろすこととなりました。全ては、駅前再開発が進んでいる苗穂駅や発寒駅など、利用客が増えているらしい優等通過駅に重きをおいたものになりますね。札幌以西(小樽方面)には優等列車(エアポート)が残りますが、札幌以北(江別・岩見沢方面)はこれにより特急以外の優等列車は全廃になります。
岩見沢に住む身としては、今回のダイヤ改正は「ダイヤ改悪」であり、恨んでも恨みきれないものとなりそうです。こうなると、さらに高速バス(いわみざわ号)に客が流れてしまうのでは、と多少危惧しています。だって、運賃はド上がり、3月14日からは発着全列車が普通列車化、岩見沢~札幌間の両者の所要時間はさほど変わらない*1。それだったら、渋滞にハマったり、高速道路上の速度規制をキチンと守る運転手さんに当たる*2などのリスクはあるものの、運賃は安い方*3を選択するのが人間の心理ですから(そうとも言い切れないが)。学園都市線のように、ほとんどの列車にエアポ編成を入れ居住性の向上を図ったりしてくれたらわかりませんが、きっとエアポ編成については変わらず学園都市線に注ぎ込み、輸送過剰状態のままにしておくのでしょう。まぁ、札幌発着というので編成のやり繰りが簡単だからでしょうけど…
いしかりライナー廃止関連以外
現行札幌608発山線直通然別行きと札幌652発小樽行きの間には列車の設定がありませんが、このあいだに新たに628発小樽行きが新設されます。これにより、千歳線始発列車(千歳540発)からすぐ手稲・小樽方面へ乗り換えができ、利便性が向上します。
現行ほしみ740発江別行き普通列車(137M)の始発駅を小樽駅に変更(716発)、延長増発が行われます。この変更により、ほしみ駅発の出発時刻が738になり2分早まります。なお、手稲・札幌の各駅出発時刻は変わらない模様ですが、この他途中駅において多少の時刻変更があるかもしれないので、利用する時は注意しましょう。
現行札幌~小樽間普通列車になるエアポートのうち、上り2本(札幌910発3853M、同940発3857M)、下り1本(小樽1926発830M?)がそれぞれ、インバウンド需要により(JRは「観光需要」と説明)、全区間快速運転に変更されます。
夕方時間帯の手稲方面の運転間隔調整、編成の6R化が行われます。また、いしかりライナー普通列車格下げにより、混雑緩和が見込まれるとのことです。
学園都市線の22時台の列車を20分間隔に変更、00・20・40発となります。また、石狩当別行きエアポートは今回のダイヤ改正で廃止となり(特別快速エアポート札幌行きに置き換えの模様)、学園都市線直通のエアポートは、早朝の石狩当別発の片道1本だけとなります。
"スーパー"特急廃止
今まで、上記に挙げた特急列車はキハ183系(JRは「旧型車両」と説明)との区別をするために「スーパー」の冠を付けて運行されてきました。しかしながら、各区間ともキハ183系使用の特急列車は既に終了しているため、今回のダイヤ改正で「スーパー」を外し、ただの「北斗」「とかち」「おおぞら」として運行されることになり、全列車とも愛称が先祖返りします。これにより、北海道内全ての特急列車から「スーパー」の名前が消えることになります。
"ウポポイ"開設に伴う特急北斗一部列車の白老駅停車
来年4月下旬に民族共生象徴空間「ウポポイ」が開設されます。「ウポポイ」の営業時間である午前9時から午後8時に合わせて、特急北斗の上下19本が白老駅に停まるようになります。特急「すずらん」と合わせると、白老駅には上下合計31本の特急が停車するようになり「ウポポイ」へのアクセスが格段に向上します。また、これに伴いすずらんの指定席が2両に拡大されるので注意しましょう*4。
さらに、一部特急の札幌駅発車時、エアポートの札幌駅・新千歳空港駅発車時にアイヌ語の「こんにちは」を意味する「イランカラプテ」*5で挨拶が行われます。白老駅に停車する北斗とすずらんでは、到着前に「ウポポイ」最寄駅ということを日本語とアイヌ語の両方でアナウンスされるということです。既に同地区を走る道南バスの一部便(全便?)では日本語・アイヌ語でのアナウンスが行われており、北海道の先住民族であるアイヌ民族をさらに身近に感じることのできる良い機会ではないかと思います。
H100形営業運転開始
まずは山線にて、遂に営業運転が始まります。また、唯一の山線直通列車である札幌発然別行きにもH100形が入るとのこと。
H100形導入に伴い、キハ201系含めて、JR東日本などのローカル区間において多く採用されている「乗り降りの際はボタンを押してください」方式に変更になります*6。
以上、ズラズラと脈絡なく綴ってきましたが、この他にも紹介していない変更点が数点あるので、詳しくはJR北海道のホームページからご覧ください。また、やはり掲載されていない区間の特急・普通列車の一部にも時刻変更が行われるようです。完全な詳細は改正数週間前とかに駅で掲示されるだろうし、あとはその月販売の時刻表にも載るだろうから、そこまで待たないといけませんね。
「視聴率」だけで判断できない?
先程まで、同居の母と一緒に「シャーロック」最終回を観ていましたが(と言っても最後の30分程度)、原作がアーサー・コナン・ドイルの大名作「シャーロック・ホームズ」シリーズだそうで、思わず「原作レイプ?」と思っていたところ、やはり母も「シャーロック・ホームズのカケラなどほとんど感じられない」と思っていたようです。あとは、ディーン・フジオカ氏演じる「誉獅子雄」(ほまれ・ししお)という役名が「るろうに剣心」の「志々雄真実」(ししお・まこと)という大悪役しか思い出せなくて草でした。字は違うんだけどね。それに、主人公たちのチーム名が「CCO」。もうそのまんまですな。もし、現代に志々雄が復活して(アニメからリアルにってアレだけど)、包帯解いて皮膚移植手術したらイケメンになるだけでなく、心変わりして難解な事件を解決に導くちょっと変わった人に生まれ変わるんでしょうか…?次週「誉獅子雄という人物とは」というのを題材にした番外編(延長戦?)的スペシャルドラマをやるそうです。たぶん観ませんがね…w
headlines.yahoo.co.jp
そして、昨日までNHK総合にて放送されていた大河ドラマ「いだてん」。ストックホルム五輪前後から東京五輪までの日本の様子を描いた作品で、脚本を「クドカン」こと宮藤官九郎氏が務めたものとして知られていましたが、残念ながら最終回の平均視聴率は8.3%(東京地区)、全体平均も8.2%(同)と歴代の大河ドラマ平均視聴率ワーストを更新してしまったとのこと。「2020東京オリンピックの機運を高める」というコンセプトだったのかもしれませんが、失敗に終わったと言われてもやむ無しという結果に。同じく「ラグビーワールドカップ日本大会の機運を高める」というコンセプトだっただろう、TBS系ドラマ「ノーサイド」の方が結果的に上手くいった感。かくいう私も全く観ていませんでしたが、まさかここまで落ち込むとは思っていませんでした。今年2月の第6話以降、ずーっと一桁を出し続け、結局最後まで二桁に乗せることはなかったそうな。同じ時間帯に放送される「ポツンと一軒家」(テレ朝系。北海道はon)に数字を取られまくったそうです。まぁ、私はその時間帯何かない限り、J-WAVEのラジオ番組「Travelling Without Moving」*1を聴いているので「大河一桁、へぇ~、そうなのかー(棒)」と思うだけなのですが。
序盤で離れた視聴者を呼び戻すことができずに終わったということでしたが、参照記事のコメント欄にも「"近現代大河"も悪くない」とか「最後まで楽しませてもらった」などと、やはりネット上では好評価コメントが多数を占めています。とはいえ、途中ピエール瀧(本名瀧正則)のコカイン事件があり、それも視聴率低下に拍車をかけたのではないかと思いますが、どうなんでしょうか。
最近は色々な視聴方法があって、コメントにも「一概に視聴率で判断すべきではない」という意見もありました。確かにそうなのかもしれません。しかしながら、個人的な感想ですが、今回の大河ドラマ「いだてん」は「そこまで魅力的ではなかった」という視聴者の判断が、低視聴率につながったのでは?と思います(観てもいないのにエラそうなこと言ってるが)。近年は魅力的な番組が少ないというのもあって、趣味もひねくれている私は、あんなに観ていたテレビから離れてしまっているなぁ、とたまに感じる時があります。歳を重ねて趣向が変わってきたというのもあるかもしれませんが、それを差し引いても最近のテレビ番組ってなんだかなぁ、と思うことが多くなりました。かと言って、動画配信サービス(HuluとかNetflixなど)の番組も、そんなカネ払ってまで観るか?という魅力的と思えないものが多い。であれば、YouTubeなど「動画投稿サイト」と呼ばれるところで、自分の好きなジャンルのものを観れば良い…そんな考えになっていますね。
以前からここでも言及していますが、YouTubeではカーレースのクラッシュ動画集をよく観るようになりました*2。投稿者は海外の方で、以前は広告収入でどうにか運営していたものの、YouTubeによりその対象から外れてしまい、今は海外のクラウドファンディング的なところで運営資金を募っています。「友よ、私はこれらの動画を製作するのにここまでの時間と労力を払っている。」のような感じで、窮状を訴える動画も投稿していました。
だからといって、テレビ番組に対して「放送コードに抵触するかしないかの刺激的な番組を作れ」なんて言うことはしません。逆効果になることもありますからね。「刺激的な番組=魅力的な番組」とはならないですし。これから、やはりテレビの時代はさらに衰退し、ネット番組が今以上に台頭する時代が間近になっているということでしょうか。
*1:10月頃から冠の「antenna*」が外れ、提供コールで「antenna*、ほか」となっていたが同社以外のCMが流れず「"ほか"とは一体なんなのか?」と詮索するほど謎の状態となっていた。先週から、スイスの高級腕時計メーカー「チューダー」(英表記TUDOR。チュードルとも。ロレックスののれん分けとも言えるメーカーで「ロレックスの廉価版」と言われていた時期があったようだが、今では最低30万円台の商品が多く庶民には手が出せない。ロレックスのそれと比べれば廉価なのかも知れんが)が提供に加わった。脚注長ェ…
*2:免許は持ってるがクルマは持ってないし車運転するのは自信がない。でもクルマ好きというなんとも言えない人間である。
スキーのゲレンデ?
slope
これだけ見ると、単に緩やかな坂とか、階段が設置されている場所の近くにある、主に車椅子向けの緩やかなそれを思い浮かべますが、これ、実はスキーのゲレンデの意味でもあります。私が勝手にKEN先生として慕う「遠山顕の英会話楽習」12月9日放送分で紹介されました。英語ではゲレンデとは言わないので注意しましょう。
そして「ゲレンデ」は、ご存じの方はご存知でしょうが、これはドイツ語から来ているんだそう。スペリングは「Gelände」と書くそうです。(万一表示されない場合:Gelande…赤太字のaの上にウムラウト(横並びの点々)を書く)
なお、参照元の記事によると、スキーは軍事技術としてオーストリア経由で導入されたんだとか。昔からドイツ語圏の国々とは仲良しだったんですなぁ。でも「ツバ飛ばし言語」として敬遠されていたりいなかったり…
もうスキーなんて、十数年行ってないですね。家が手狭になったりして、スキー道具一式売り払ってしまったのもあるんですが。小さい頃、母と一緒になぜだか知りませんが、地元のスキー場にナイターの時間に行ったことを今でも思い出します。
参照:The Key Questions「ゲレンデの語源」より
一日散歩きっぷ2019シーズンTHE FINAL
もうファイナルです。数年前から期間限定発売になって久しいですが、たぶん冬の荒天を考慮して期間限定になったんでしょうかね。12月になったので、今シーズンの発売は終了しています。来シーズンの発売は4月のはじめの土曜日からとなります。
さて、最終日はちょうど土曜日の11月30日で、スケジュール的にも合うし、天候も大崩れしないとの予報が出ていたので出かけてきました。まだ、夜が明けぬ5時過ぎに自宅を出発、路線バスなど運行している時間ではないので、駅まで徒歩で移動。途中のファミリーマートに立ち寄り、朝食となるおにぎりを購入。ファミマでも楽天ポイントが貯まる・使えるようになったんですね。駅到着直前、出庫する小樽行き始発列車の姿を発見。しかしながら、6両すべて通勤型車両で、出発までに全部食べれなんてできるにはできますが、さすがに周囲に他の乗客がいなくともはばかられると思ったので、急遽ラン線始発に乗ることにしました。
またしても150。もちろんこっちに乗らないわけにはいかないでしょう。まぁ、座席車でもはばかられないとは言えませんが、その度合いは通勤車よりは…さすがに、見合い型なので、向かいに他の乗客が来たら食べることはやめますが。
追分(K15)657
【石勝線2622D ワンマン千歳 キハ40-1772】
南千歳(H14)712
南千歳からは、本来恵庭から乗る予定だったキハ143系充当の東室蘭行き普通車に乗車。
写真は撮ってませんが、車体側面の一部(と言ってもほんの少し)が錆び、塗装がはがれて躯体の内部が見える痛々しい姿になっていました。お金がないのはわかってますが、こういう普通車にも痛々しい姿を見せないように整備や塗装のためのお金をもっとたくさん配分してもいいんじゃないのかなぁ。キハ261系ベースの新しいJT(ジョイフルトレイン)作るのにお金を捻出するのもわかりますが…苫小牧からは、鵡川から先がバス転換にほぼ決まった(確定だったっけ?)日高本線に乗車します。
キハ40-358。350番台に乗るのも久しいですね。これでTJライナー氏と様似に行って、帰りは既に引退したニセコエクスプレス(キハ183系5000番台)の快速「優駿浪漫」号(日高線内各駅停車)で移動したことが懐かしい。
苫小牧駅ホーム上次列車発車案内表示。鵡川行きですが、表示は様似のまま。また、発車前のホームの自動アナウンスも様似行きでアナウンスされていました。これ、直せないんでしょうか?
鵡川到着。駅ナンバリングは与えられていません。
列車代行バスを案内する看板。ここから、隣の汐見を含む様似までが、ご存知のように台風による高波被害で盛土が流出した影響でバスでの代行輸送が行われています。車内アナウンスでもその旨案内されていました。また、苫小牧寄りの浜田浦は一部列車が通過する駅で、乗ってきた列車(2225D)もご多分に漏れずすっ飛ばします。
乗ってきたキハ40×2。なぜか駅舎から離れたホームに停車します。駅舎前ホームの線路に何か問題があるのなら、それはそれで仕方ないですが、何の問題もなければそちらを使えばいいのになぁ、とか思いました。が、調べてみると転轍機に「スプリングポイント」式を採用しているとのことで、その兼ね合いもあるのでしょうか。
駅舎。「むかわ交通ターミナル」を兼ねています。
改札外の出入口付近に掲示されている代行バスの案内ポスター。静内までのバスの運行担当は、ジェイ・アール北海道バス(様似営業所)のみが担当してると思いきや、他に樽前観光バスとむかわ観光バスも入っているんですね。さすがに、静内から先はJHBが担当ですが。
列車代行バス。この日の8時38分発便は室蘭200か931が充当されていました。それにしても、沿岸を走行する路線が多いからか、フロントサイドミラーのサビ具合がものすごいですね。
すると、ちょうど鵡川行きの代行バスが到着。むかわ観光バスの室蘭230い668でした。久しぶりに日野のセレガRを見た気がします。
「警報鳴ったらわたるな!キケン!!」そのイラストには、40に弾き飛ばされる人の図が…どんだけ高速入線してんだ40、とも考えられますがw
苫小牧行きのりばの看板。真新しく見えるので、先程紹介した列車代行バスの案内看板と同時に作られたんでしょうかね。
ふと周囲を見回すと、除雪型モーターカー(?)が。もちろん、その側面に「岩見沢保線所」の表記があったから撮ったわけですが。サビだの塗装はがれだのあって痛々しいことこの上ないですが、雪が比較的少ない鵡川・苫小牧地域でもこの時期は大活躍してるんでしょうか。
さっき乗ってきた2225Dの折返し。
車中から苫東厚真発電所。胆振東部地震で有名になってしまった火力発電所です。もっといい図があったんですが、あれよあれよと言う間に建物側面まで来ちゃったのでこんな画に…
勇払原野…かな?寒々しさが増す画ですね…
苫小牧(H18)937
【千歳線2753M 普通 札幌 クハ731-208】
千歳(H13)959
千歳では、駅前の郵便局に立ち寄って、すぐ駅に戻ります。
千歳(H13)1038
【石勝線2627D ワンマン新夕張 キハ40-1772】
追分(K15)1105
朝に乗った1772号が充当。降車後は、今の今まで訪れたことがなかった「道の駅あびらD51ステーション」に行くため、徒歩で移動。
奥の方にうっすらと見える急坂を登らなければなりません。ホンマでっか…
ヒィヒィ言いながら急坂を登り、緩やかな坂を下って道の駅に到着。今年の4月19日に開駅した新しい道の駅です。同時期には、浜頓別町の「北オホーツクはまとんべつ」や、本州でも7駅が開駅して、現在道の駅は1154にも上るのだそうな。まずは腹ごしらえ。
「復興応援特別企画YOSHIMI監修熟成ヒレカツカレー」840円(税込)。サクサクの衣とやわらかいお肉、スパイスの効いた旨味のあるカレールウ。若干高めの値段ですが、それ相応の美味しい一品です。その後、D51が鎮座している博物館スペースに行ってみると、既に今シーズンの開放は終了しており(11月7日まで)、中に入ることができませんでした。
その前にあった、精巧に作られたD51のオブジェ。細かいところまで再現しています。
窓越しに見るD51。怨めしく見ていました…
昔の追分駅の駅屋根の再現と、日本遺産に認定された「炭鉄港」の横断幕。
入口風除室にある顔ハメパネル。右側の機関士下にいるキハ183系をモチーフにしたキャラクターは「キハ君」と言うそうです。グッズの販売もされていました。
博物館が今シーズンの開放を終了していたので、屋外展示のキハ183系国鉄色もこのようにブルーシートで養生されていました…
斜めに傾く松の木。よくお寺さんで松の木を見ますが、こんな立派なのを見たのは初めてかも…
「急坂」に見えないかもしれませんが、これが急坂なんですよ…行ってみればわかります。
追分駅近くまで戻りましたが、まだ帰りの列車まで1時間以上あったので、近くにあった「ぬくもりの湯」でひとっ風呂浴びることにしました。予定外に、自発的にこうして温泉に入るのは初めてなんですよね。源泉かけ流しではありませんが、露天風呂もあっていい湯でした。いきなり、ドカドカ入って突然何やらかんやら質問した挙げ句入湯し、驚かせてしまって受付の方々にはご迷惑おかけしました。でも、温まることができて本当に良かったです。お世話になりました。
追分駅舎。
SLの動輪とレール。
D51-465の動輪。このあと、駅で次の列車まで待ってましたが、先発の特急列車が20分ほど遅延しておりどうなるかと思い待っていると、石勝ローカルは到着は遅れるものの、定時で出発するという駅員さんからのアナウンスがあり、ホッとしました。追分での待ち時間が本来は11分もありますが、それが功を奏したんでしょう。
追分(K15)1342
【石勝線2628D ワンマン千歳 キハ40-1772】
南千歳(H14)1356
南千歳からはエアポに乗り換え。
このあと駅周辺をブラブラし、16時台のエアポで小樽までぶっ飛びます。
札幌(01)1613[2]
【函館本線3929M 快速エアポート155号 小樽 モハ721-3222】
小樽(S15)1645
小樽に着くと山線のキハ150に乗客が大挙して乗り込み、大混雑していました。それを傍目からパチリ。その後、駅前の長崎屋の地下に行きます。
目的はこれ。「たい焼き・焼きそばのどんど」焼きそばジャンボサイズ、これで400円。大通の地下にも「やきそば屋」というお店があり、こちらは味なし焼きそばを提供し、テーブルにある様々なソースや香辛料を絡めて食べるスタイルになっています。一方どんどは、ソース焼きそばを提供。テーブルにはラー油、お酢、紅生姜が備えられ、味を変えて楽しむことができます。どうやら長崎屋ができてからずうっとお店を構えているそうで、そうなると結構な年数経っているということになりますね。昨今増税云々で価格転嫁が進んでいますが、ここは増税後も良心的な価格を維持しているのでしょう。企業努力たるや素晴らしい!マスター(と思わしき男性)も、大きな声でたい焼きコーナーでお客さんを呼び止めていました。小樽は「あんかけ焼きそば」が有名ですが、こちらも頑張っていただきたい、小樽の名店ですね。
その後は新札幌までひとっ飛び。イオンをうろちょろしたりして、夕食にありつきます。フードコートの丸亀製麺か、高層階にあるサイゼリヤか悩みに悩みましたが「アラビアータを試したい」ということを思い出し、サイゼリヤへ。常時提供メニューは「ペンネ・アラビアータ」でした。「スパゲティアラビアータ」は平日ランチのみの提供だそうです。私は辛いものが苦手で、辛い料理を示す唐辛子のマークが2つ付いていましたが、ギャアアアと絶叫したくなるくらい辛いわけではなく、ピリリと来る程度で、それにトマトの酸味とガーリックの風味が食欲をそそり、あっという間に平らげてしまいましたw
その後再び駅に戻り、ザワ行き最終のラン線に間に合う、千歳線ローカルを待っていると、その前に釧路行き最終スーパーおおぞら11号が到着とのことでわけもなく動画で出発風景を撮影しました→https://youtu.be/MHty77UiusA
そしてすぐの苫小牧行きに乗車。
来たのは721系。やはり共通運用になったんでしょうか?
乗ってきた721系。この日はF-3編成でした。
こちらはさっきまでフロント側だった先頭車。このあと、北口側にある「MEGAドン・キホーテ苫小牧店」に立ち寄りましたが、チンタラしすぎて駅に戻ってホームに降り立ったのが、ザワ行きラン線終車出発の3,4分ほど前…今までにないギリギリの到着で正直焦りまくってましたw
ラストがまさかの日高色。朝に鵡川まで行った時は358号でしたが、今度は359号。室蘭線区間に入って、レポートを最近譲ってもらったネットブックに書き込んでいました。
乗ってきた359号。150もいいけど、他線区の40に乗るのもいいよね。閉塞感はあるけど…
先頭は1772号…って、朝と昼間に石勝ローカルで乗ったのと一緒やん。あとは寒い中、若干早足で徒歩帰宅しました。
次回の旅のレポートは、来年まで予定していません。時期も未定です。いわゆる「ワープア」なんで、旅のための資金を捻出できない月がほとんどなんですw
それではまた~。
増税前最後の一日散歩きっぷの旅
消費税が8%から10%に上がって、苦しくて久しいですが、一日散歩きっぷ改定前価格(2,260円)の最終週に行ってきました(現在は2,540円)。
当然始発列車に乗るわけですが、まず室蘭本線から石勝線経由で空港に行こうとしました。
まさかのキハ150!前はトマ属の40です。この編成ならそりゃあ150に乗車するわけで。
側面行先表示幕。トマ属だからちゃんとザワ・糸井間の幕入れてるんですね。
当然ながらリクライニングはないとはいえ、40の閉塞感のある空間よりかはデッキレスな150の方が良いなぁ。開放感あるし。まぁ、そうそうトマ・ザワ間のラン線で150に乗ったことがなかったというのもあるんですがw
石勝線乗り換えのために追分で乗り換え。
追分(K15)657
【石勝線2622D ワンマン千歳 キハ150-108】
千歳(H13)717
こちらは単行でしたが、まさか連続で150に乗れるとは。
キハ150-108。やっぱり機関が違うのはいいね。
トマ属は石勝ローカルも持ってるので、この幕もあるんですね。千歳駅到着直前に「23D注意」の標識を車内から見かけました。これは、本来通過する千歳駅に停まり、その前の南千歳駅を通過するようになった函館発最終札幌行きスーパー北斗23号向けの標識でした。千歳に停まるようになったおかげで、以前は乗り換え不可能だった札幌行き普通車に乗り換えることができるようになりました。今度無駄遣いして、苫小牧から千歳まで乗ってみたいなぁ。その前に南千歳を通過するスーパー北斗も見てみたいですが。
これを撮影して改札階に階段で降りようとすると、向かいのホーム(3・4番線)に叡電デナ22氏が。デナ氏のいるホームに行っても良かったのですが、すぐのエアポートで空港に行くことになっていたので、ちょっと大きめの声でやり取りしました。どうやら、デナ氏は当時そろそろ衣替えが始まるJR北海道の夏服について取材されていました。リンクしている氏の記事にも書かれていますが、琴似駅で"ダイナミックな"車掌さんの確認動作を取材できた模様です。私もページを拝見しましたが、こんな風に車掌さんが確認動作しているところを見たことがなかったので、ただ一言すごいと思うしかありませんでした。ぜひご覧あれ。
空港に来たのは、その日最終回だった朝ドラ(NHK朝の連続テレビ小説)「なつぞら」を吊り下げテレビで見に来たのと…
「朝うどん」をキメるため。たっぷりの生姜と天かすを入れて食すと、やはり旨いですね。私はだいたい冷うどんを食べますが、この日は朝から冷え冷えしていたので、温かいかけうどんを食べました。チェーン店とはいえ、出汁のうまさと麺のツルシコ感がたまらなくいいですね。このあとはすぐ空港を脱出。
新千歳空港(AP15)915[当駅始発]
【千歳線3859M 快速エアポート93号 札幌 モハ721-5103】
北広島(H07)935
キタヒロで降りたのは特別理由はありませんが、まぁ、強いて言うならこのあとに乗る石勝ローカルの時間に接続する、折返しの列車の時間に合わせてここに来たということなんですがね。近くの東光ストアに入って、店内をひとしきり回って何も買わずに駅へと戻ります。
普通車でしたが、なぜか乗車率は高めでした。何か優等通過駅でイベントでもあったのでしょうか?
待っていたのは朝千歳へ向かう時に乗ったのと同じ108号。途中、西早来信号場で札幌行きスーパーとかちとすれ違いのため停車。追分から新夕張までは、途中駅の廃止ラッシュで川端と滝ノ上の2駅しかありません。
旧東追分駅付近の風景。現在は信号場となっています。駅時代含めて、一度もすれ違いやローカルが待避している光景を目にしたことはないんですがね。
1時間20分かけて新夕張到着。
縦長タイプ。
吊り下げタイプ。やはり「ぬまのさわ」の箇所が白いテープでマスキングされていました。
吊り下げ型乗換案内。夕張方面行きがマスキング済み。外しゃいいのに、とか思いましたが、確か裏面に意味もないのに石勝線の案内もあったハズなので、外すに外せないんでしょうね…
乗ってきた108号。
新夕張駅舎。ご存知のように、元々紅葉山駅として開業しましたが、石勝線開通と同時に新夕張駅に改称されました。夕張駅を含めた夕張支線廃止後は、夕張駅に代わり夕張市の代表駅となっています。駅前は整備されていて、夕張支線廃止との引き換えに夕張市がJRから勝ち取った整備金(JRが全額負担)で整備されたとのこと。以前は階段を下ったところに、夕鉄バスの乗り場がありましたが、大型バスも乗り入れ可能となった駅前に移設されていました。ただ、私が乗ってきた2627Dからバス路線への接続はなく、2時間ほど待つ必要があります。列車到着9分前に市内線が発車するという…ちなみに、札幌急行線は新夕張駅を通らないんですね。階段を下って国道沿いに出てみると「カレーそば」を提供しているお店が市内に数店舗あり、新夕張駅近くにも、栗下食堂とメイプルタウンの2店舗でカレーそばを提供しているとのことで、メイプルタウンに入店。
こちらが、メイプルタウンが提供しているカレーそば。ヤングコーンなども入っているので一見スープカレーに見えますが、スープはドロッとしたカレーそのもの。スパイシーで辛いものが苦手な私にとっては「ただ辛いだけ…?」と思いましたが、しっかりと旨味も。汗をかきかき、口の中を軽くヤケドしつつも完食。900円だったような気がしますが…価格忘れたよw
こちらが入ったメイプルタウンの外観。今度新夕張に来た時は、栗下食堂のカレーそばを食べてみようと思います。あとは夕張市中心部に4店舗ほどあるみたいですが、そこは新夕張からは行きづらいことこの上ないので(先述の通り2627D到着9分前に市内線が発車してしまうため)、あまり行く気にはなれないかな…このあとに、道の駅メロードのAコープに立ち寄って飲み物を買い、折返しの列車に乗車します。
終点からは改札をくぐらず、ホーム上のベンチに座ってずっと次の普通車を待っていました。
千歳(H13)1428
【千歳線2777M 普通 小樽 クハ733-220】
恵み野(H09)1440
恵み野に来たのは、ここに立ち寄るため。結果的に何も買いませんでしたが、9月末で閉店とのことで閉店セールが行われており、熱気ムンムンでした。「さよならメッセージボード」があったので、そこに貼るためのメッセージカードにメッセージを書いていると、突如として店員さんの元気な声が響き渡り、バッグ(女性モノ?)の緊急セールが開始されました。
チンタラ札幌まで普通車で移動。燃費が極端に悪い私は、ここでおにぎりのありんこに初めて入り、おにぎりを食べることにしました。
定番「ツナマヨ」をオーダー。ジャンボサイズ(350円)を頼んだのでこのサイズなんです。お相撲さんが食べてそうな大きさ…程よい塩味とツナとマヨネーズの豊かな風味が口の中で合わさって美味しかった。
733系3000番代でしたが、Bのなんぼかは忘れました。こちらでも、降りたら必ず立ち寄る西友手稲店へ。
そこで買ったのが、西友のPB商品「みなさまのお墨付き」シリーズのエナジードリンク。100mlあたりアルギニン180mg、カフェイン64mgと当時私が知っていたエナドリの中でも一番キメられる商品とのことで買ってみたわけです。正直「モンスターエナジー」で飽き足りてた私にとっては、これもナカナカイケる味でした。そしてガッツリアルギニン・カフェインがとれちゃう危険なヤツ。ただ、その後イオンでもヤバいエナドリが発売され、さらに神奈川県中心展開のドラッグストア「クリエイトエス・ディー」が発売したエナドリがものすごくキメられるということを知りました。イオンのはいくらでも買えるが、クリエイト~のは買いたくても密輸入するしかねぇ…(ネットショップがある模様だ)
その後は、普通車でまったりとチンタラ移動。座席車だったのでゆったーり。4度目の千歳到着後は、近くのイオンへ。
店内フードコートにあるミスターカレーで、前々から食べたかったオールスタートッピングの「ミスターカレー」を注文。ご飯特盛変更無料だったのでそれにすると、先ほど手稲で飲み干したエナドリかジャンボツナマヨがまだ残っていたせいか、終盤になると段々と苦しくなって…結局は全部食べきりましたが、食後その場で少し落ち着くまで待っていなければならない事態に。一緒に飲んでいたのがコカ・コーラと、炭酸だったのもいけなかったでしょうか。軽く足元がおぼつかない状態で駅へ。ホーム上のベンチでさらに落ち着いて、ようやっとどうにかなりました…ふぅ、危なかったぜ←
721系3000番代が滑り込んできたので、パチリ。F-3021編成でした。
712発東室蘭行き普通車2726D先頭車乗車目標。数年前から区間は短縮されましたが、まだまだ札幌圏にキハ143系は顔を出しています。
再び721系。731系固定かと思いましたが、やはりいつからかは共通運用になっている模様です。
乗ってきたF-2編成の先頭車。
こちらは最後尾。
そして、もう帰りの定番になりつつある、ラン線1477Dで岩見沢へ帰ります。
乗ってきたキハ40-1767。
先頭はまさかの108号。ここでも見るとは。
帰宅後、旧価格の一日散歩きっぷと新夕張で買った「わがまちご当地入場券」。ご当地入場券の販売は既に終了していますが、新しい企画をJRは考えているとのことで、今後詳細が発表されるでしょう。
次回は、先日行った「一日散歩きっぷ2019シーズンファイナル」の模様を予定しています。
また高さ制限?いしかりライナーまさかの廃止!?
uhb.jp
手稲~稲積公園間の高架区間(稲積公園寄り)で、高さ制限を示すゲートにダンプカーが接触、ゲートが傾くという事故が起きました。JR函館本線の運行には全く影響はなかったとのことですが、先月には根室本線・野花南駅近くの橋桁でも、トレーラーに積んでいた重機が橋桁底部に接触し、一部を破壊するという事故も起きています*1。いくら、路線廃止だのなんだので肩身が狭くなっているJRとはいえ、この2件(特に1件目)に関しては、事故を引き起こした会社に対して、修理費と称してカネふんだくっていいと思うんですがね。「知らんかったとは言わせねぇぞゴルァ!!」的な感じで、胸倉掴んで迫っていいレベルかと思いますよ。
www.hokkaido-np.co.jp
そして、上記ニュースを調べるのに道新(北海道新聞)のページを訪れると、トップページにこの記事が。来年3月のダイヤ改正で、小樽~岩見沢間を走る区間快速「いしかりライナー」を廃止、普通列車化させることがわかったようです(既に10月頃判明との情報もあるが…)。1988年11月に運行を開始しましたが、約32年で廃止されることとなりました*2。廃止理由として、通過駅である苗穂や発寒周辺の利用客が増加しているということ。「仕方ない」と言えばそれまでですが、廃止までは行き過ぎかと思いますけどね…せいぜい1時間に1本程度まで減らして、あとは普通列車化、という考えはなかったのでしょうか?数年前に18時以降のいしかりライナーを普通列車化したというのに。ショックで軽く立ち直れない←