新特急なすの日和

205系500番台R3編成。この姿が疾走している場面を見ることはできない。(2009年7月18日撮影)

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こだわり

昨日、実はお昼から久々の晴れの天気にずうっと引きこもってるのはもったいない!と思って、いつの間にか販売期間が延長になっていた「一日散歩きっぷ」(2,540円)を使って少しだけ回っていました。
で、帰り道、普通に岩見沢行き普通車乗ればいいものを、あれ?ラン線(室蘭線)回りでも帰れんじゃね?と思って札幌1853(7)発に乗って、新札幌*1からエアポに乗り換え、千歳までぶっ飛び、その間に近くのコンビニで晩飯を買い込み、千歳1958発石勝線最終普通車に乗り、追分からラン線で帰るという企みを立てました。女性車掌さんが乗務する苫小牧行き普通車に乗り、予定通り新札幌でエアポ190号に乗り換えます。
しかし、そのエアポ190号のスピードが乗らないのなんの。時刻表を見れば、前を走る苫小牧行き普通車とのマージンは、新札幌でわずか3分。てっきり隣の上野幌で追い越すのかと思いきや、対象の普通車の姿はありません。そのまま北広島まで加減速を繰り返しながら、先行する普通車を追いかけるというものでした。ちなみに、乗ったエアポ190号の札幌~空港間の所要時間は38分。チンタラクラスのエアポです。(ワーストは39分)
新札幌でのマージンを考えれば、上野幌で追い越すべきでしょうに、なぜそれをしないのでしょう?転轍機を動かすのが面倒、とかいう理由であればJR本社焼き討ちしても構わないでしょうがそれはないとして、何か理由があるのでしょうか?


私はスジ屋とか専門家でもないし、千歳線のミクロ単位での詳しいことは知りませんが、上述の場合、特急列車も苫小牧行き普通車より先に発車してますし*2、上野幌でエアポ190号を待ち、北広島でさらに小樽始発のエアポ192号を待つ、ということも可能でしょうけど、2駅連続待避という考えに至ること自体間違っていますかね?いや、確かに乗客からすると乗車時間の長大化につながるので嫌でしょうね。もしかすると、札幌または新札幌での速達列車への乗客集中を避けるためにそういうことをしているのかもしれません。それに、普段の時刻表には載らない貨物列車や、下り列車のダイヤの兼ね合いもあるのかも。これも、西の里信号場を休止(事実上廃止)している弊害が出ているのかな…
でも、それでも「快速エアポート」という輝かしい列車には「空港アクセス」という超重要な使命があるのですから、所要時間の平準化もこの先考えていただかなければ、その与えられている使命すら薄れる可能性があると思います。だからといって、普通車の削減はご法度ですね。普通車の待避駅さえ変えれば、自ずと良い結果が出るのでは?と私は思います。


北広島だけで待避、という「こだわり」は正直もういらないでしょう。

*1:余談だが、私は「新札幌」のことを略して「シンサツ」と言っている。しかし、以前勤めていた会社の同僚(年下)が「ニューサツ」と言っていて一瞬聞き返しそうになった(新を英語のNEWとしているのだろう)。若者言葉たるや、日々新物が出すぎて三十路ちょい過ぎのオッサンはついていけまへん。

*2:すずらん10号札幌1846発、苫小牧行き普通車同1853発。でも、すずらんもチンタラしている。その前を走るとかち7号もチンタラしている。とかちより4分先行するエアポ186号を追っかける形。新札幌~南千歳間の所要時間がほぼ一緒。これじゃ、特急の意味がない。まぁ、この区間で特急乗る客なんてそうそういないんだろうけど。