JR北海道春のダイヤ改正で誕生した新駅&改称2駅に行ってみた
3月12日、JR北海道は春のダイヤ改正を実施しました。
これにより、帯広・釧路方面特急「おおぞら」は全てキハ261系1000番台に置き換わり、キハ283系の運転が終了。また、新得~釧路間の普通列車(ワンマンカー)は新型のH100形に置き換え。キハ40系は釧路地区から撤退しました。また、廃駅も相次ぎ、函館本線砂原支線の5駅を中心に7駅が廃止となりました。
その一方で、学園都市線(札沼線)のあいの里公園~太美間に新駅「ロイズタウン」駅が開業。そして、石狩当別・石狩太美の両駅は、頭の「石狩」が外れて、それぞれ「当別」・「太美」駅として改称されました。今回はその様子です。
まずは岩見沢以北から直通運転の小樽行きに乗車します。
岩見沢(A13)715(4)
【函館線2138M 普通 小樽 クハ735-201】
札幌(01)803(3)
アピア地下の吉野家で朝食を食べ、再び札幌駅へ。次は学園都市線の列車に乗ります。
当別駅到着。本来なら改正当日に行く予定だったのですが、色々ブッキングしてしまい、約1週間後にようやく訪問できました。
縦長式。
壁掛け式と楷書体で作られた旧駅名「いしかりとうべつ」が彫られた銅板(?)
改札を出て、駅直結の自由通路の案内板。こちらもやはり変わっていました。なお、自由通路の建物外側にある駅名表示も「JR当別駅」に変わっているらしく、今回はそれを撮り忘れてしまったので、次回訪問した時に撮影したいと思います。次の札幌行きの列車で、同じく改称された隣の太美駅へ。
折り返しの列車は、先ほど当別駅まで乗ってきた列車と全く同じでした。わずか7分でしたが、再びuシート車輛に着席。
太美駅到着。新駅「ロイズタウン」の表示もちゃんとあります。
当別駅と同じく、旧駅名を彫った銅板(?)も健在。駅名は変わってしまいましたが、これは残してほしいですね。
以前「JR石狩太美駅」の表札(?)がありましたが、赤いプラスチック状の板で覆われていました。
屋根部にある駅名表示。そして、次はお目当ての新駅へ。
太美(G12)1041
【学園都市線2552M 札幌 クハ733-3208】
ロイズタウン(G11-1)1043
ようやく来ました。新駅「ロイズタウン」駅。英語表記は「ROYCE'Town」と、ROYCEとTownの間にアポストロフィ(')が付くんですね。
縦長式駅名標。いつもひらがな表記のものしか見たことがなかったので、全てカタカナは新鮮であり、ちょっと違和感でもあり。
ホームから札幌方面を見る。ご存じの通り、この駅は1面1線のいわゆる「棒線駅」の構造になっています。
同じく太美方面を見る。また、日中は全列車が停車しますが、朝夕と夜の一部列車は通過します。その対象列車は、
- 下り
2533M(札幌640発)、2613M(札幌1730発)、2621M(札幌1830発)、651M(札幌2337発) - 上り
520M(当別533発*1 )、522M(当別600発)、2528M(北海道医療大学651発)、2610M(北海道医療大学1803発)、2616M(北海道医療大学1846発)
業務用電話ボックスもピカピカ。
ホーム床に貼られている乗車目標。先述の通り「棒線駅」なので、札幌・当別両方面の記載があります。続いて、駅舎内へ入ります。
入場すると目の前の壁にはこんなものが。
もちろん無人駅なので、近距離きっぷの券売機が設置されています。
ロイズタウン駅の両方面の時刻表。
バリアフリー対応のスロープも設置。
駅構内案内図。目の不自由な方への、点字と音声案内の両方に対応しています。
駅壁面。
駅遠景。まず駅と駅舎が先行開業したような形で、駅前や周辺は引き続き造成工事が行われます。なお、造成工事の完成は来年3月の完成ということです。派手派手しい駅前にはならないと思いますが、駅設置を請願したお菓子メーカー・ロイズにまつわるオブジェなどが設置されるものと思われます。
そして、近くの「ロイズ太美工場」へと足を運びますが、周辺道路は歩道がなく、さらに意外と交通量が多い道路なので非常に危険です。今後の造成工事に伴い、周辺に歩道も設置されるかと思いますが、もし駅から工場へ移動される際は、前後の車の通行、足元に十分注意して通行しましょう。また、先ほどの駅遠景写真は、車の通行が途切れたタイミングを見計らって撮影したものです。写真撮影の場合も、そのように自らの安全と周囲の安全を確認した上で撮影を行いましょう。そのようなこともあってか、
本数は限られていますが、ロイズタウン駅と工場駐車場との間で無料シャトルバスが運行されています。このシャトルバスに合わせて、駅と工場を移動するのもオススメです。
続いて、ロイズ太美工場への訪問です。直営店が併設されており、週末ということもあってか大変混雑し、賑わっていました。
正面広場のオブジェ。
正門前から見た、学園都市線の石狩川橋梁のトラス橋。なお、橋の長さは1064メートルで、北海道内最長の橋梁となっています。遠くから見ても、ハッキリとわかる美しい単線トラス橋です。
中に入ると、カカオの形をしたベンチが。リアル。
直営店で買ったもの、及び当別駅で記念入場券がまだ販売されていたので購入。(帰宅してから撮影)クリアファイルは大好物なので即買い、ナッティバーチョコレートは各駅駅名と駅ナンバリング、それに721系(しかもF-2107編成)がデザインされていたので買いました。ロイズのバーチョコレートが美味いのは知っていますが、それにザクザクとしたナッツの食感がクセになります。開けて数日のうちにペロリと平らげてしまいましたw
再び歩いて駅へ戻り、札幌方面へと帰ります。
ロイズタウン(G11-1)1218
【学園都市線2562M 札幌 モハ733-115】
桑園(S02)1250(4)
桑園駅目の前のイオン桑園SCのフードコートで昼食をとります。
桑園(S02)1400(2)
【函館線189M 普通 岩見沢 モハ733-103】
札幌(01)1403(7)
札幌で下車し、周辺や大通まで足を伸ばした上で、再び駅へ戻ります。
札幌(01)1600(5)
【千歳線・空港支線3928M 快速エアポート160号 新千歳空港 モハ733-3208】
新千歳空港(AP15)1638(1)
意味もなく新千歳空港まで行くのが、私の趣味だったりします(←趣味なのかよ
新千歳空港(AP15)1706(2)
【千歳線空港支線・本線3923M 快速エアポート171号 札幌 モハ721-5201】
札幌(01)1744(6)
かなり早い夕食をとり、ホームへ。
こちらは721系側面行先表示幕。もう全ての行先表示幕は「石狩当別」から「当別」に変更されていると思います。
10番線の発車表示。今回のダイヤ改正前から当別(石狩当別)行はかなり減らされていて(ほとんど北海道医療大学行に延長)時間帯を選ばないとこの表示を拝むことはできなくなっています。
こちらは英語表記。
ふと思って隣の9番線発車表示を見ると、近い時間に江別行普通列車の表示。ちょっと一瞬「江別と当別って瞬間混同しないのかなあ?」と思ってしまいました。まぁ、これからもないと思いますが、誤乗車がないことを祈ります。そして、滝川行普通車で帰途。
最終バスで、無事帰宅いたしました。
それではまた。