新特急なすの日和

205系500番台R3編成。この姿が疾走している場面を見ることはできない。(2009年7月18日撮影)

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「オリンピック」とはなにか

個人的見解です。見てもあまり益はないと思いますが、見たい方は「続きを読む」をクリックして続きを読んでください。
新型コロナウイルスの蔓延により、1年開催を延期した夏の東京オリンピック。しかしながら、未だに収束する兆しすら見られない。そんな中でも開催を強行しようとする魂胆が見え見えな開催推進派に対して、朝日新聞が社説でオリンピック中止を高らかに訴えたものが波紋を呼んでいる。この社説は世界中のメディアにも報道されている。確かに朝日新聞の社説は的を得ていると思う。ただ、同社はオリンピックのオフィシャルパートナーでもあり、一部では「二枚舌だ」と批判されているのも事実だ。
ようやくワクチンが国に届いて接種が広がっているが、まだ率的に言えば米欧諸国には程遠い。しかも、接種できているのは高齢者や医療従事者のみ。それ以外の人がワクチン接種を受けられるのはいつになるのかすらわからない状態で、果たして「一大感染地」である東京でそんな大規模イベントなど行ってもよいものか。イベントの自粛がこれでもかと行われている最中、これだけは自粛の対象外なのだろうか?リスクを冒してまでやる必要はあるのだろうか?それなら、その他のイベントもやっても良いのではないかと思ってしまう。観客は半減やそれ以下になるかもしれないが、間隔と対策を十分に取れば良いものかと。なぜオリンピックだけOKなのかがわからない。

こんな言葉がある。
「神をのろって死になさい」
これは旧約聖書のある人物が言い放った言葉であるが、まさにそれに当てはまりそうな状況である。前後の言葉も加えて言い換えればこうだ。
「そこまでオリンピック開催にこだわるつもりですか。八百万の神をのろって高らかに開催中止を宣言しなさい」
となるだろうか。

もうその段階まで来ている。開催後の光景を考えればすぐにわかることだろう。「英断」という評価は下されないかもしれないが、良い判断が下されることを心から願うばかりである。

そして「オリンピック」そのものを考え直す時期が来ているということだ。