新特急なすの日和

205系500番台R3編成。この姿が疾走している場面を見ることはできない。(2009年7月18日撮影)

アクセスカウンター

万字線永遠なれ

日々暑さが増し、本州では大雨になり大変な被害が出ています。周辺地域の方は、どうぞ安全確保されますよう。
ご無沙汰いたしております。いかがお過ごしでしょうか。新特急なすのでございます。
今回は、7月3日に鉄道関係の友人ではないものの、親しくしてもらっている友人の車に乗り、旧国鉄万字線・万字方面へ行ってきました。

まずは、ナビを使ってルートを調べます。私も上志文の「萩の山市民スキー場」より先は、結構前に付け替えられた道道30号線*1の方向にしか行ったことがなかったので、道道38号線*2の夕張方面は、車で通った記憶はあまりありませんでした。なので、一本道で行けるっしょ~と思ってました。ナビには単純に「まんじ」と入力します。すると、美流渡付近(正確には奈良町というところらしい)にある「万字線鉄道記念館」が出てきたのでそれを目指して移動開始。
TSUTAYA岩見沢店のある交差点を岩見沢神社方面へ向かい、「萩の山市民スキー場」前の交差点を左折してあとはみちなり…しかし、しばらくするとナビから

「まもなく右方向です」

との指示。えっ?交差点らしきものは見当たらないけど…そして

「右方向です」

うそ?!みちなりに進めばいいのでは!?とふと左を見ると、確かに道らしきものが。しかもナビをよ~く見れば道路がある表示。さすがの友人も急減速。路駐車もいたので危うく事故になるところでしたが、いやいやそのまま右に行けばいいよ、と私が声掛けして事なきを得ました。たまにナビも不案内になりますねw

さて、美流渡地区へ入りナビから左折の指示。しかし、左折すると車一台が通れるのがやっとの細い道へ突入。しかも、比較的急なカーブが突如出てきて、運転する友人はさぞかしびっくりしたことでしょう…(私もそうでしたが)
そして、やっとのことで
f:id:newltdexp_nasno:20210704014000j:plain
万字線鉄道記念館へ到着!
f:id:newltdexp_nasno:20210704014024j:plain
駅名標を模したものにはしっかりと「万字線鉄道記念館」の文字。さあ、入館して万字線の在りし日の姿を堪能…
と思いきや、何やら貼り紙を発見。なになに…

…建物と施設の老朽化が激しく、令和3年3月8日から休館の状態が続いており、これ以上の維持管理が困難であることから、令和3年7月1日(木曜日)に閉館することといたしました。
万字線鉄道資料館 | 市政情報 | 岩見沢市ホームページより一部抜粋

えええええええええっ!?!? Σ(゚∀゚ノ)ノキャー

これには2人ともどもこれまたびっくり。しかもちょうど2日前に閉館。ただ、保管・展示していた鉄道資料については、移設の調整を行っているのだとか。美流渡交通センター2階の展示スペースに移設されるのか(高確率でこれ)、はたまた新築工事中の岩見沢市役所新庁舎の一部スペースに、美流渡交通センターのそれともども移設されるのか…ちょっと注目です。

続いて車をさらに万字方面へ走らせ、メープルロッジを過ぎると、現在の中央バス・万字線*3の終点「毛陽交流センター」が姿を現しました。
f:id:newltdexp_nasno:20210704014046j:plain
中はどうなっているのか気になりセンター内へ入館。しかし、今の御時世の影響か、単に土曜日だからか、直売所しか開いておらず施設の外観とバス停を撮影してそそくさと退散。
f:id:newltdexp_nasno:20210704014106j:plain
さらにさらに車は万字方面へ。途中、友人が気になっているらしい、髪の伸びる「お菊人形」が祀られている「万念寺(まんねんじ)」の看板を通過(その隣には字体が掠れまくった石炭の歴史村の看板も!)。だんだんと勾配が厳しくなり、曲線も多くなり、まさに「峠アタック」モードに。ナビの道路の表示もうねうね。これは行き過ぎると夕張だ!ということで途中でUターン。下る最中に、よく冬期通行止めの箇所にあるようなゲートが備えられていました。これが、冬場に道路交通情報で伝えられている「岩見沢栗沢町万字二見町と夕張市丁未のあいだの…」のあれ(岩見沢側)だとそこでわかったわけです。万字峠というそうで、今度全線走破したいものですね。あ、四輪は運転不適格なので原チャリでw

さて、下ってきて少し気になっていた「万字炭山森林公園」の看板。それに従っていくと、いきなり舗装されていない砂利道が…ゴトゴトと進んでいくと、これまた舗装されていない駐車場。近くには管理棟があり、そこに行くと「入山届」のような記入用紙。管理人さんが出てきて、様々説明していただきました。さすがにここまでもてなされたら…ということで、途中まで森の中を進んでみることに。
f:id:newltdexp_nasno:20210704014200j:plain
立派な看板。
f:id:newltdexp_nasno:20210704014358j:plain
こちらは「根性石(こんじょういし)」。この石の直上にあった山に、まるで「落ちてたまるか」としがみつくような感じであったようですが(管理人さん談)、今年の記録的な大雪(もともと岩見沢は雪深いですが)で落ちてきてしまった模様。実際もっと大きいかと思ったのですが、意外と小さくて2人とも唖然。
f:id:newltdexp_nasno:20210704014808j:plain
先に進むと、さらに辺りは鬱蒼としてきます。太陽の光もほとんど入らないほど。そんなところを流れる川。こちらは下流方向。
f:id:newltdexp_nasno:20210704014938j:plain
こちらは上流方向を撮影。もっと先へ進みたくなりましたが、いかんせん小さな虫が纏わりついてきて虫除けスプレーとか持ってないと大変な雰囲気になってきたので、敢え無く退散。管理棟の横を通って、別の方向へ。
f:id:newltdexp_nasno:20210704015212j:plain
「西原橋」という木製の橋から見た上流方向の川。
f:id:newltdexp_nasno:20210704015252j:plain
こちらは下流
f:id:newltdexp_nasno:20210704015357j:plain
西原橋全景。市内にある「あやめ公園」にもこんな橋があったような気がしましたが…その後、舗装された道路を発見。上り坂を登っていきます。最初は緩やかでしたが、突然勾配が急になり2人とも息も絶え絶え…つづら折りの2つめの箇所でリタイア。
f:id:newltdexp_nasno:20210704015729j:plain
だってほら、軽く絶景だもんw

これらを撮影して車へ戻り、車内から管理人さんへお礼をし(管理人さんもお帰りの時間だったらしい)もと来た道を戻って市内へ。遅い昼食を食べ、私の自宅の近くまで送迎してもらい解散となりました。

ちなみに、万字駅は先述した「万念寺」の近くにあるようで、見事に通り過ぎていましたw

*1:三笠栗山線。略称「三栗(さんくり)線」。

*2:夕張岩見沢線。略称「岩夕(がんゆう)線」。本来なら「夕岩(ゆうがん?)線」となるべきだが…

*3:毛陽までに短縮したのにも関わらず、未だに「万字線」を名乗る、違った意味での徹底ぶり。