新特急なすの日和

205系500番台R3編成。この姿が疾走している場面を見ることはできない。(2009年7月18日撮影)

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JRの子会社がやっている回転寿司店

ご無沙汰しております。新特急なすのでございます。今回はJR北海道の子会社が運営している、回転寿司店についてご紹介します。


JR札幌駅直結の札幌エスタ(旧札幌そごう)10階にある「回転寿司北海道四季彩亭」。レストラン街の一角にあり、一部では「穴場」と言われている回転寿司店です。
こちらが運営しているのは「JR北海道フレッシュキヨスク」という会社。JR北海道という名前が示しているように、同社の子会社です。このお店を運営している他に、駅や市営地下鉄の売店キヨスク、コンビニ、土産物店、スーパーマーケットを経営しています。以前はホテルや銭湯、書店の「弘栄堂書店」、聴覚障碍者が販売員のケーキ店も経営していましたが、残念ながら全て閉店・撤退しています。*1
JR北海道フレッシュキヨスクは、1987年6月に「北海道キヨスク」として設立されました。翌月、鉄道弘済会の事業を引き継ぎます。その後、北海道ジェイ・アール・フーズ、ジェイ・アールはこだて開発*2、北海道ジェイ・アール・フレッシュネス・リテール*3の3社を吸収合併し、現社名になりました。

さて「四季彩亭」の話に戻りますが、以前「廻転ずしとっぴ~」とフランチャイズ契約を結んで、この店舗を含めて「とっぴ~北海道」としてフランチャイズ営業をしていました。しかし、2015年に「とっぴ~」の会社が民事再生法を申請、翌年民事再生を取り下げて破産してしまったため、この店舗も営業継続が危ぶまれていたとのことでしたが、新しく現店名としてリニューアルオープンし、現在まで営業を続けています。
「四季彩亭」は、いわゆる「グルメ系」という高級路線の回転寿司店。100円台後半のものもありますが、だいたいは200円・300円台。ズワイガニなどの高級品になると、一皿1000円を超えるものもあります。私も、普段は低価格の回転寿司店(主にはま寿司)に行っているので、すごい価格だな…と。でも、その分ネタは大きく、新鮮で、脂乗りもとてもいい。10皿で税込3000円と少しでしたが、妥当な価格と思いました。

それと、お寿司はタブレットで注文しますが、注文したお寿司が到着する前の音がどうもJR西日本の列車接近メロディっぽくて…w
動画撮影していないので、どんな音かはみなさんで直接確認いただきたいのですが、さすがJRの子会社だなぁ、って感じです。(JR北海道は列車接近メロディを使っていないけれど)

なお「四季彩亭」が入っている札幌エスタ、再開発事業のため8月末で一斉閉店となります。「四季彩亭」のエスタ閉店後の動向は発表されていないので、気になった方はお早くご訪問を。

ではまた。

*1:聴覚障碍者のケーキ店は、製造元の食品会社が倒産してしまったため閉店。

*2:国鉄・青函船舶鉄道管理局管内の「物資部」が分割民営化に先立って移行・設立された会社。

*3:スーパーマーケットの「ジェイ・アール生鮮市場」を運営・営業していた会社。